午後:債券サマリー 先物は小幅続伸、長期金利は0.070%に上昇

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/10/24 16:12
 24日の債券市場で、先物中心限月12月限は小幅続伸。売り買いともに決め手に欠けるなか、前日終値を挟んで方向感なく推移した。

 23日の米長期債相場が小反発したことが下支えとなった一方、日経平均株価が朝安後に切り返したことが重荷となった。この日に実施された流動性供給入札の応札倍率は3.15倍と前回(8月29日、2.43倍)を上回ったが、相場を押し上げるまでには至らず。26日に欧州中央銀行(ECB)理事会が開かれることや、週内にも米連邦準備理事会(FRB)の次期議長が指名される可能性があることから、積極的な売買を手控える向きが多かった。

 この日の先物12月限は150円34銭で始まり、高値は150円41銭、安値は150円34銭、終値は前日比1銭高の150円37銭。出来高は1兆9674億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前日比0.005%上昇の0.070%、20年債が同横ばいの0.600%、30年債が同0.010%低下の0.870%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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