【売り】神戸製鋼所(5406)、事態収拾の見通しつかず、安値を更新

著者:黒岩泰
投稿:2017/10/15 08:36

落ちていくナイフを素手で掴むわけにはいかない

「検査データ改ざん問題」が拡大し、事態収拾の見通しがつかなくなっている。将来的に損害賠償問題に発展する可能性が高く、業績の下振れリスクが相当に高まっている。株価は相次ぐ不正発覚を受けて、下値を模索する展開。週末は出来高を伴って安値を更新しており、「根を深さ」を感じさせる。相当数カラ売りが入っていることから、急速なリバウンドは期待できるものの、さすがに「落ちていくナイフ」を素手で掴むわけにはいかない。チャートが明確な底入れを示すまでは、「売りスタンス」を維持するしかない。
黒岩泰
株式アナリスト
配信元: 達人の予想

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