午後:債券サマリー 先物は小幅反落、日銀オペ結果や日銀総裁発言には反応薄

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/09/25 16:10
 25日の債券市場で、先物中心限月12月限は小反落。米債券高を手掛かりに買い先行で始まったが、期末を控えて積極的な売買を手控える向きが多く上値は重かった。

 あす26日に実施される40年債入札を前に上値ではポジション調整売りが出たほか、日経平均株価が反発したことも重荷。この日に行われた日銀の国債買いオペ結果は、「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」の応札倍率がいずれも前回から上昇し、需給面での買い手掛かりにも乏しかった。黒田日銀総裁は大阪市内での講演で「今後も強力な金融緩和を粘り強く推進していく」などと述べたが、市場の反応は薄かった。

 この日の先物12月限は150円90銭で始まり、高値は150円92銭、安値は150円84銭、終値は前週末比1銭安の150円84銭。出来高は1兆3078億円にとどまった。

 現物債の利回りは、10年債が前週末比0.005%上昇の0.025%、20年債が同0.010%上昇の0.550%、30年債が同0.010%上昇の0.825%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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