【8月18日予想】新たなテロや米株安など不安材料並ぶ週末…今はコノ業種に注目!= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/08/21 00:12

地政学リスクが高まりリスク回避の動き

8月18日の日経平均の動き:
18日の日経平均は続落、前日比232円22銭安となった。
トランプ政権への政策実現能力への懸念が高まっている様子であり、米株式市場で大幅安となったことを受けて東京市場でも幅広い銘柄が売られた。
スペインで発生したテロ事件も地政学リスクとして投資家心理を悪化させた。


8月18日15時時点の為替相場:

円相場は、18日15時06分時点では1ドル=109円35~36銭と、前日17時時点に比べ57銭の円高・ドル安水準で推移。
米政権への不透明感やスペインでのテロ事件などで不安感が強まり、安全資産とされる円を買う動きが強まった。
前日比で円高に向かっているため日本株の上昇圧力が弱まってもおかしくない状況であることから、8月21日の日本株は【大幅安になる】と予測する。


8月21日の相場の見通し:

為替が円高方向に進んでいる今、円高の進行により下落するおそれのある外需株への投資はリスクが高いと考えられる。
そのような状況では以下に挙げるような、過去の統計上、円高時に株価上昇しやすかった銘柄に注目したい。

<円高メリット業種>
※2003~2005年の円高進行時において特に上昇傾向が強かった業種

1.石油・石炭製品(前週比+1.73%)
2.鉄鋼(同-0.77%)
3.ガラス・土石製品(同-1.11%)
4.建設(同-1.13%)

これらのうち建設業は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想