<動意株・31日>(大引け)=日本ゼオン、ピクセラ、神鋼商事など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/07/31 15:14
 日本ゼオン<4205.T>=後場に入って急伸し年初来高値を更新。同社はきょう正午過ぎに、18年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は97億1500万円(前年同期比37.7%増)となり、上半期計画130億円に対する進捗率は74.7%に達した売上高は827億7500万円(同18.3%増)で着地。主力のエラストマー素材事業で採算性の重視と生産・販売のグローバル展開に取り組んだほか、高機能材料事業で付加価値の高い新製品の開発や事業拡大に注力したことが功を奏した。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

 ピクセラ<6731.T>=後場急騰。同社はきょう、国内通信事業者とIoTプラットフォーム開発の受注契約を結んだと発表。また、この日は、総務省が公募している「IoTサービス創出支援事業」に、同社が代表提案した「爾後取付け式IoTシステムを用いた民泊向けIoTサービスの実証事業」が採択されたことも明らかにしており、これらが材料視されているようだ。

 神鋼商事<8075.T>=後場急伸し年初来高値を更新。同社は31日午後1時、18年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想の修正を発表。売上高を4200億円から4500億円(前年同期比25.7%増)へ、営業利益を21億円から33億円(同76.8%増)へ、最終利益を14億円から25億円(同64.4%増)へそれぞれ増額した。鉄鋼、鉄鋼原料、非鉄金属のセグメントを中心に、主要製品の取扱量が増加したことに加え、価格上昇の効果も寄与した。また、海外現地法人でも、主要市場である米国、中国、東南アジアの各地域の業績が堅調に推移したことも貢献した。

 日本高周波鋼業<5476.T>=急騰し年初来高値更新。同社は28日取引終了後、18年3月期の連結業績予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は394億円から399億円(前期比9.8%増)へ見直したほか、営業利益は10億円から12億8000万円(同90.8%増)へ、最終利益は7億5000万円から10億5000万円(同52.6%増)へ修正した。特殊鋼が販売数量の増加や価格の改善などで好調なほか、鋳鉄も売り上げ数量が伸びている。

 ウシオ電機<6925.T>=急伸し年初来高値更新。同社が28日取引終了後に発表した、18年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表。売上高は417億2000万円(前年同期比4.3%増)、営業利益は28億1300万円(同2.9倍)、最終利益は65億5600万円(同41.2倍)と高変化を示し、これがポジティブサプライズとなった。同社は特殊光源メーカーとして世界トップの実績を持つが、半導体や有機EL向けが好調で業績を押し上げている。

 フォスター電機<6794.T>=急伸で5連騰。同社は前週末28日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高378億円(前年同期比9.4%増)、営業利益14億6800万円(同65.8%増)、純利益7億7000万円(同22.7%減)と大幅営業増益となったことが好感されている。車載用スピーカ・スピーカシステムが引き続き好調だったほか、薄型テレビ用スピーカ・スピーカシステムやオーディオ用スピーカの出荷がほぼ計画通りだったことが売上高・営業利益を押し上げた。また、主力顧客向けヘッドセットで、前年に生産を開始した新機種の出荷が本格化したことも寄与した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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