武蔵精密は3日続伸で反発の兆し、買収した独子会社が今期フル寄与へ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/06/01 14:18
 武蔵精密工業<7220.T>は3日続伸し反発の兆しを鮮明にしている。同社は5月10日、18年3月期連結業績予想を発表した。売上高2130億円(前期比18.0%増)、経常利益125億円(同21.1%増)と2ケタ増益を見込むことに加えて、年間配当は前期比2円増の54円を予定している。時価で試算したPERは11倍台と割安水準にある。

 前期に買収した欧州の大手鍛造・機械メーカーの独HAYグループの収益がフルに寄与することに加えて、シナジーの実現が業績を押し上げる見通し。具体的には、HAYグループ顧客網の活用による両グループの商品ならびに垂直統合商品のクロスセル(関連商品販売)の実施、グループ独自の生産改善ノウハウのHAYグループへの適用などを実施、展開していく。

 株価は、5月11日に直近高値の3130円をつけて以降調整色を強めていたが、5月30日に安値2792円をつけて以降反発の兆しをみせている。また、1日にも25日・75日両移動平均線のゴールデンクロスが達成する可能性が濃厚となっている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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