センコーグループが１１日ぶりに急反発、ＳＭＢＣ日興は「１」へ引き上げ

　センコーグループホールディングス<9069.T>が１１日ぶりに急反発。株価は一時、前日に比べ５％強上昇した。ＳＭＢＣ日興証券は２２日、同社株の投資評価を「２」から「１」へ引き上げた。目標株価は７５０円から８３０円に見直した。「低温物流事業の拡大ポテンシャル」に注目している。１８年３月期から新たな新中期経営計画期間（１８年３月期～２２年３月期）に入り、低温物流事業や３ＰＬ事業の一段の拡大が加速するとみている。

　特に、１４年に株式取得したランテックを核とする低温物流事業の拡大に注目している。２０年のフロン排出規制により低温物流の需給はタイト化することを予想。「中小プレイヤーの減少による大手の荷量増加」「償却費が増加した中小プレイヤーを発端とする物流単価上昇」などが、同社業績に好影響をもたらすとみている。低温物流の需給が逼迫するなか、同社の資金力を生かした積極的な成長投資による事業拡大を期待している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）