エムアップは波乱展開、東証の増担保規制と日証金の新規売り停止措置で売り買い交錯

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/05/19 10:49
 エムアップ<3661.T>は、一時15営業日ぶりに前日比で反落する場面があるなど、前日終値の1430円を挟んで波乱展開となっている。

 東証が18日、信用取引の委託保証金率を19日売買分から50%以上(うち現金20%以上)に引き上げると発表した。日証金も同日以降、貸借取引自己取引分および非清算者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を現行の30%から50%(うち現金20%)に引き上げると発表している。

 さらに、日証金は18日、エムアップ株について19日約定分から制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う貸借取引の申し込み停止措置を実施すると発表した。ただし、弁済繰り延べ期限の来た買いの現引きは除くとしている。

 エムアップの株価は、4月26日(4月25日の終値は782円)から5月18日まで14営業日連続上昇となっており、18日の終値は1430円と株価は、約1.8倍の急騰を演じていた。短期急騰後の信用規制の強化で、今後の株価推移へのさまざまな思惑が交錯するなかで波乱の展開となっている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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