日精樹脂は後場一段高、米国での需要増と円安を支えに来期は順調拡大

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/03/30 13:25
 日精樹脂工業<6293.T>が後場に入って出来高を伴って一段高に買われ昨年来高値。同社は射出成形機大手で小型機を得意としてきたが、高採算の中・大型機が米国の自動車向け中心に順調な拡大をみせている。こうした需要増を想定し、約20億円を投じて米国で新工場建設を進めており、早ければ18年2月にも生産を開始する。

 同社では17年3月期の連結業績を売上高350億円(前期比8.6%減)、経常利益19億円(同10.8%減)と減収減益を見込む。ただ、第3四半期累計(16年4~12月)の経常利益は16億1400万円で、通期予想に対する進捗率は84.9%に達しており、上方修正の可能性も浮上している。

 18年3月期は、円安メリットに加え、北米を中心とした中・大型機の拡大に伴う製品構成比改善による採算向上や、数量増効果が期待できることから、2ケタ経常増益の可能性もありそうだ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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