やはり昨日は“流れが変わるキッカケ”になった…!?
◆さらに下値拡大も、大きく売り込まれるには至らず…
※ご注意:予想期間は3月25日と表示されていますが、本日(3月24日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
「森友問題を巡る証人喚問」は“新たな材料なし”、「オバマケア代替法案の採決」は“先送り(延期)”でした。
前者の影響は“軽微”だったものの、後者は“ドル売りで反応”しており、一時110.620円へとさらに下値を拡大しています。
もっとも“継続審議”されている状況でもあり、大きく売り込まれるには至っておりません。
逆に「すでに95%は合意」との一部報道で111.30円水準へ切り返す場面も見られるなど、方向感は定まっておりません。
◆採決再延期への懸念は残るが、とりあえず一段落…?
“採決再延期”ともなれば「リスク回避姿勢⇒ドル売り、再び…」となりかねないだけに注意が必要ですが、どうやらそれは“一段落”…?
…となると、トランプ政権には“大型減税”“インフラ投資”“規制緩和”への道筋が見えてくることになります。
少なくとも「“道筋が見えてきた”との思惑は台頭しやすい」と考えることが可能であり、売り込まれたドルが巻き戻される可能性は十分と考えます。
オーダー状況を見ると、“110.70-50円”に分厚いドル買いオーダーが控えており、割り込みにかかるには“新たなドル売り材料”が欲しいところです。
一方で“111.40-60円”“111.70-112.00円”には段階的にドル売りオーダーが展開しており、これが上値を押さえそうな雰囲気はあります。
テクニカル的には芳しいとはいえず、“トランプラリーの半値押し(16/11/9~16/12/15の50%押し:109.924円)”への懸念が払拭されたわけではありません。
また見方を外していますので、“様子見も継続”ということになります。
それでも本日は週末、やはり昨日は“流れが変わるキッカケ”と考えたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:112.000(3/21~3/23の61.8%戻し、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:111.792(3/22高値、3/21~3/23の50%戻し)
上値3:111.567(3/23高値)
上値2:111.473(3/21~3/23の38.2%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:111.314(週足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:110.932
下値1:110.620(3/23安値)
下値2:110.512(ピボット1stサポート)
下値3:110.254(16/11/22安値)
下値4:110.082(200週移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値5:109.924(16/11/9~16/12/15の50%押し)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
10:59 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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