【買い】三菱重工業㈱(7011)造船事業の分社化による経営改善期待高まる= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2017/03/17 18:58

■注目銘柄:【買い】三菱重工業㈱(7011)

火力発電所用ガスタービンを始めとし、航空・防衛・造船・産業機械など幅広い事業を手掛ける。

■注目理由
2月2日に決算を発表。
平成29年3月期第3四半期(平成28年4月1日~平成28年12月31日)の業績は、売上高△4.9%と減収、経常利益は△70.8%と減益に着地。
併せて、直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比△23.2%の77億円に減少、売上営業利益率も前年同期の7.3%→3.2%に大幅悪化しやや苦戦しているようだ。

一方で、造船事業に関して7月に発足する新体制では、新型船設計や環境技術などの新技術開発を活かしつつ「専業3社と連携しやすくする」とし、その上で設計部門や営業部門、建造部門の分社化を検討している模様であり、これによる経営改善への期待感が高まる格好となっている。(出典:2017年3月14日 フィスコ)
チャートを見ると14日に大幅上昇しており、17日はやや下落したものの25日移動平均を上回っており、さらに75日移動平均にも迫っていることから、上昇相場の継続が期待できる。
また3月16日終値時点でPER16.49倍、PBR0.98倍と割安水準であり、配当利回りが2.44%と日本株平均と比べても高い点も魅力だろう。
これからの投資を考える上で、同社に注目してみてはいかがだろうか。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
1,370.0
(11:30)
-0.5
(-0.03%)