欧州系大手証券が「ついに本業収益が底入れ」と題する大手地銀についてのリポートをリリース

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/15 14:42
 ドイツ証券が14日付で大手地銀の第3四半期業績に関するリポートを発表した。「ついに本業収益が底入れ」と題した同リポートでは、時価総額上位を占めるコンコルディア・フィナンシャルグループ<7186.T>静岡銀行<8355.T>千葉銀行<8331.T>スルガ銀行<8358.T>めぶきフィナンシャルグループ<7167.T>ふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>の地銀6グループの第3四半期業績は、合計の連結純利益が4015億円で、前年同期比54.5%の大幅増となったが、コンコルディアとめぶきで発生した負ののれん代を除く実質は2220億円で14.6%の減益、主要行5グループの前年比減益幅が7.1%であったことからやや低い着地であったとしている。

 ただし、同証券が銀行の本業収益と考える基礎業純(実質資金利益+手数料収益)でみると、前年比の変化幅は単体が2.2%減、連結が1.5%減と前年比ほぼ横ばい圏まで回復しており、主要行が単体で7.0%減、連結で5.2%減であったことを比較すると地銀の優位性がみられると指摘している。地銀では短期プライムレートが据え置かれたこと、4.4%の貸し出し増が寄与。実質資金利益はスルガ、静岡やふくおかで増益となり、手数料を入れた基礎業純でもスルガ、静岡が増益となり、千葉、ふくおかの減益幅が小さいとしている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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