昨日同様“レンジ内での揺れ動き”、こころもち“値幅は収縮”…!?
◆不安定な揺れ動き…
※ご注意:予想期間は2月10日と表示されていますが、本日(2月9日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
方向感は定まらず、揺れ動きは続きました。
東京タイムは概ね堅調に推移したものの、欧州タイム以降は“欧州政局&日米首脳会談”に対する不透明感が再び頭をもたげたからです。
“7日高値(112.578円)”を突破することができず、再び111円台へと突き落とされました。
しかし“7日安値(111.586円)”を割り込むには至っておらず、2.32%⇒2.37%手前へと反発した米10年債利回りにつれて、112円付近へと押し戻されて昨日の取引を終えています。
◆本日も“同様の展開”が想定される!?
こうして“想定したレンジ”を割り込むことはなく、しかし“その間では大きく揺れ動く”を見せた昨日。
イベント間際であることを考えると、本日も“同様の展開”が想定されるところです。
確かに“欧州政局&日米首脳会談”はリスク回避要因であり、上値の重い展開が想定されるところです。
逃避資金の流入にて米10年国債利回りが2.30%を割り込むようなことがあると、仕掛け的な円買いが持ち込まれる可能性は否定できないところです。
しかし昨日と同様、“7日安値(111.586円)”付近には分厚いドル買いオーダーが膨らんでいます。
大きく下落する展開は想定しづらいところです。
一方“7日高値(112.578円)”付近の分厚いドル売りオーダーは健在であり、“上値を窺う”とはいいづらい状況は続いています。
「通商問題等は前向きに進む」との楽観論が一部で流れていますが、“現時点では未知数”といわざるを得ないだけに、買い上がりにくいと考えるのが自然となります。
◆こころもち“値幅は収縮”…?
112円前半~半ばでは“戻り売り”が意識される一方、111円後半~半ばは“押し目買い”が優勢…。
両レンジをしっかり超えてくると“ストップロスへの期待”も高まろうといったところですが、思惑が交錯する現状ではどちら方向にも力不足…。
昨日同様“レンジ内での揺れ動き”を想定、よりイベントに近づいたスケジュール感を鑑みて“昨日よりこころもち、値幅は収縮”と考えたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:113.000(大台、1/27~2/7の38.2%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:112.769(2/6高値、2/3~2/6の61.8%戻し)
上値3:112.578(2/7-8高値)
上値2:112.435(ピボット1stレジスタンス)
上値1:112.204(2/8NYタイム高値)
前営業日終値:111.933
下値1:111.741(2/8安値後の押し目)
下値2:111.586(2/6-8安値、ピボット1stサポート)
下値3:111.351(11/28安値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値4:111.136(ピボット2ndサポート)
下値5:111.000(大台)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:01 ドル円 抵抗・支持ライン追加
12:57 誤字修正
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