＜相場展望＞ 今年前半の相場展望

中期的な相場の見通し

トランプ大統領の就任式が無難に通過し、特に大きな乱高下もなかったことで相場はいつも通りの平穏な状態に戻りました。

それによって、相場の方向性もだいぶ明確になってきたので、今日はやや中期的なスパン（2～3か月）くらいでどのようになるかを書いてみたいと思います。

私の解析しているチャートでは、1年後にどうなるとか、遠い先の未来のことはわかりませんが、短期的な動きと、中期的な大体の方向性は見ることができます。

まず、相場の流れを予測する際には、期間をどのスパンで見るかが重要です。

上がります、下がります、いろいろな意見が出ると思いますが、重要なのは、「いつからいつまで」そうなるのかという期間についてです。

今回は、「1月末から4月末くらいまで」の動きについてです。

中期的には下落期間にあるため、2月半ばくらいまではまだ落ち着かない相場は続きますが、下値は18500円なので下がってもそれほど大きな下げにはなりません。

そのまま2月半ばまでは軟調な動きになりますが、このあたりでまだ19000円近辺であれば、一番いい押し目買いのチャンスとなります。

2月半ば以降に短期的なトレンドが上昇期間に入るため、3月末までは上昇期間が続きます。

3月末までは20000円を目指すような強い上昇期間に入りますので、2月半ばまでに押したところは拾っておくといいでしょう。

当面の目標はこの3月末までですが、もう少し先を見てみると、4月も引き続き中期的なトレンドは上昇期間にあるので、少し調整はあっても4月までは強い相場が続きます。

ただ、この上昇相場も5月のGW前後に転換日を迎えるため、この辺りが、今年一番の高値になるかもしれません。

今のチャートからなんとなく見えてくる方向性はざっとこんな感じですが、基本的には強い上昇トレンドが崩れていないので、このような流れになると思います。

ただ、気をつけなければならないのは、これらも2月中に18000円を大きく割り込んだりするとその前提条件のトレンドが崩れてこのようにはならなくなるのでよく注意しましょう。

まあ、そうなる確率はチャートを見る限り極めて低いので、「中期的に」相場を見るなら強気スタンスで押したところを買い向かえばいい結果になるでしょう。