【1月18日予想】悲観相場に変化しかけている

著者:西村剛
投稿:2017/01/17 23:50

一時的な調整となる可能性がある

17日の日経平均株価は、
前日比281円71銭安の18,813円53銭で引けました。

メイ英首相のEU離脱に関する演説を控えて、
リスク回避の動きが広がりました。


英国のEU離脱の内容が、

EU単一市場へのアクセスを失う形で進む
「強硬離脱(ハードブレグジット)」への警戒感が高まり、

リスク回避の動きが世界的に広がりました。

リスク回避先として円が選好されたことから、
円高が進行しています。


トランプ氏のteitterでの過激発言に端を発し、
短期的に為替が円高に進行しつつあります。

目先は相場が悲観ムードに変化しつつあり、
悪材料が目立つ相場に変化しかけています。

ポジション解消の動きが広がり、
利益確定売りに押される可能性があることから、

日本株市場は調整するリスクがあるでしょう。

よって、18日の日経平均株価は、
「小幅ながら下落して引ける可能性がある」と判断しました。


なお、短期では調整の可能性がありますが、
中長期の視点では上昇が続くのではないかと考えています。

その理由は、【米国株が大崩れしにくい状況が続く】と考えているからです。

トランプ氏は一貫して、米国第一主義を貫いています。

おそらく大統領就任後もこの姿勢は維持され、
結果として米国経済、米国株価の好調が続くと考えているからです。

またトランプ氏はビジネス界で大成功を収めている人物であり、

おそらく株価が上がるにはどうすればよいのか、
経済が良くなるにはどうしたらよいのかを熟知していると思われます。

政治的には実力は未知数ですが、
少なくとも経済や株価については当面堅調に推移すると考えられるでしょう。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想