【売り】㈱ジー・スリーホールディングス（3647）上値重く、PER・PBRは割高水準。材料乏しい今は様子見が無難か= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【売り】㈱ジー・スリーホールディングス（3647）

自社運営のコンセプトマーケティングショップを活かした、F1・F2層向けマーチャンダイジングやトータルマーケティングを行う総合プロデュースビジネスを手掛ける。

■注目理由
10月13日に決算を発表。
平成28年8月期の業績は、前年同期比で売上高+108.0％、経常損益は272百万円で黒字転換に着地した。
平成29年8月期の同利益は前期比83.8％増の5億円に拡大を見込み、13期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなっており好調だ。

一方でチャートを見ると、10月14日の大幅下落以降は小幅な動きにとどまっており120円から140円付近を推移している。
特段の材料に乏しく、一目均衡表によると雲が株価の上で抵抗帯となっていることから上値が重く、目先は軟調相場が続く可能性がある。
空売りできない場合も、利益確定の良い頃合いと考えられるだろう。
また、1月6日終値時点でPERは28.66倍、PBRは9.46倍となっており、割高感がある。
しばらく様子を見ておく方が無難かもしれない。