決算プラス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】 … モルフォ、インスペック、アイリッジ (12月9日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の12月8日から9日の決算発表を経て12日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　アイリッジ <3917>
　17年7月期第1四半期(8-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比6.5倍の6500万円に急拡大し、8-1月期(上期)計画の3800万円に対する進捗率が171.1％とすでに上回り、さらに前年同期の50.0％も超えた。

★No.2　イムラ封筒 <3955>
　17年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結最終利益は前年同期比45.2％増の4億3700万円に拡大し、通期計画の3億5000万円に対する進捗率が124.9％とすでに上回ったが、5年平均の132.9％を下回った。

★No.3　アスカネット <2438>
　17年4月期第2四半期累計(5-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比17.2％増の3.1億円に伸びたが、通期計画の8億円に対する進捗率は39.0％となり、5年平均の38.7％とほぼ同水準だった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<3917> アイリッジ 　　東Ｍ　　 +9.91 　 12/ 9　　　1Q　　　550.00
<3955> イムラ封筒 　　東２　　 +7.09 　 12/ 9　　　3Q　　　　0.00
<2438> アスカネット 　東Ｍ　　 +7.02 　 12/ 9　　上期　　　 17.16
<3653> モルフォ 　　　東Ｍ　　 +4.55 　 12/ 9　本決算　　　 26.16
<9824> 泉州電 　　　　東２　　 +3.88 　 12/ 9　本決算　　　　6.78

<4355> ロングライフ 　ＪＱ　　 +3.37 　 12/ 9　本決算　　　 40.31
<7265> エイケン工業 　ＪＱ　　 +3.10 　 12/ 9　本決算　　　　6.12
<3248> アールエイジ 　東Ｍ　　 +2.94 　 12/ 9　本決算　　　　3.77
<6049> イトクロ 　　　東Ｍ　　 +1.93 　 12/ 9　本決算　　　 10.03
<6656> インスペック 　東Ｍ　　 +1.28 　 12/ 9　　上期　　　　赤縮

<9444> トーシン 　　　ＪＱ　　 +0.91 　 12/ 9　　上期　　　-10.81

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした12日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース