米小売とFOMCメンバー発言に注目・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2016/11/15 16:12

利上げ加速連想ならば、ドル円一段高へ・・・・・

昨日の海外市場では、米国債利回りの上昇が継続した事から、ドルも上昇を続け、ドル円は、6月初旬以来の108円台を回復。ユーロドルは1.07ドル台前半まで売られ、年初来安値を更新しました。

本日の東京時間には、本邦機関投資家からの米国債の押し目買いや、個人投資家からのドルの利益確定売りが先行。米国債利回りは反落し、ドル円も一時、108円の大台を割り込みました。

しかし、ドルの下値が限定的となると、ドル円には直ぐに押し目買いの動きが見られ、程無く108円台を回復。現在は、108.30円台で堅調な推移を続けています。

今夜は、米・小売売上高と、フィッシャー・FRB副議長をはじめとする複数のFOMCメンバー発言が予定され、これらにより来年の利上げ加速が連想されれば、ドル一段高の可能性も強まりそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想