「レトルトスープ」の需要堅調
7日の立冬を前にして、朝晩に寒さが加わって暖かい食べ物が恋しくなる季節となってきた。ただ、今年は白菜など野菜の高値長期化や魚介類の価格上昇により、冬の定番料理ともいえる鍋物にやや手が出し難い状況にある。そこで、需要増加が見込めるのが、野菜など具だくさんの「レトルトスープ」だ。1世帯当たりの食料品支出額が横ばい傾向のなか、レトルトスープは着実な拡大を続けている数少ないアイテムだという。
レトルトスープの需要動向についての詳細な統計はないものの、市場関係者によると数年内には100億円に達する見通しという。なかでも、近年成長を牽引しているのが、電子レンジで温めるだけで家庭や職場で手軽に野菜などの具材を摂ることができる「レンジアップスープ」だ。ここ数年でレンジ対応商品がレトルトスープ市場の50%近くを占めるまでに急成長しているという。
レンジ対応パウチ商品は、12年にフジッコ<2908>が「朝の食べるスープ」シリーズをチルドで発売して注目を集めた。簡便性と具材感が支持されヒット商品となり、朝に体を温める“温活”のメニューとして訴求を強めている。さらに、明治ホールディングス<2269>は、野菜をおいしく手軽に摂れる「まるごと野菜スープ」シリーズの「完熟トマトのミネストローネ」「チキンと野菜のクリームスープ」など6種類を14年から展開している。
一方、江崎グリコ<2206>は今年、レンジ対応パウチを採用したレトルトスープ「クレアおばさんの具だくさん」を新発売。また、カゴメ<2811>は、野菜と雑穀たっぷりの具だくさんスープ「ベジグラーノ」シリーズを販売している。
レトルトスープの需要動向についての詳細な統計はないものの、市場関係者によると数年内には100億円に達する見通しという。なかでも、近年成長を牽引しているのが、電子レンジで温めるだけで家庭や職場で手軽に野菜などの具材を摂ることができる「レンジアップスープ」だ。ここ数年でレンジ対応商品がレトルトスープ市場の50%近くを占めるまでに急成長しているという。
レンジ対応パウチ商品は、12年にフジッコ<2908>が「朝の食べるスープ」シリーズをチルドで発売して注目を集めた。簡便性と具材感が支持されヒット商品となり、朝に体を温める“温活”のメニューとして訴求を強めている。さらに、明治ホールディングス<2269>は、野菜をおいしく手軽に摂れる「まるごと野菜スープ」シリーズの「完熟トマトのミネストローネ」「チキンと野菜のクリームスープ」など6種類を14年から展開している。
一方、江崎グリコ<2206>は今年、レンジ対応パウチを採用したレトルトスープ「クレアおばさんの具だくさん」を新発売。また、カゴメ<2811>は、野菜と雑穀たっぷりの具だくさんスープ「ベジグラーノ」シリーズを販売している。