近畿車両が年初来安値更新、17年3月期業績予想を下方修正し2期ぶりの無配転落へ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/10/26 09:21
 近畿車両<7122.T>が反落し、年初来安値を更新している。25日の取引終了後、17年3月期の連結業績見通しについて、営業損益を10億円の赤字から121億円の赤字(前期14億2300万円の黒字)へ、最終損益を15億円の赤字から128億円の赤字(同8億6500万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。

 円高の影響で、米ドル建て案件の社内レートを1ドル=110円から100円に変更した結果、受注残高および利益水準が減少したことが要因。また、新規案件が多数集中したことで、製作に至るまでの調整に想定以上の時間を要したため、人件費の上昇と納期短縮に伴う部品調達の高コスト化につながったことも利益を押し下げたとしている。なお、売上高は450億円(同2.2%増)で据え置いた。

 また同時に、従来未定としていた期末一括配当を無配にすると発表しており、これも弱材料視されている。なお、無配となるのは15年3月期以来2期ぶりとなる。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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