<動意株・13日>(大引け)=神島化学、塩水港精糖、レオン自動機など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/10/13 15:07
 神島化学工業<4026.T>=ストップ高。現在、2次電池といえばリチウムイオン電池がその代名詞的な存在だが、ホンダ<7267.T>が世界で初めてマグネシウムを使い、繰り返し充電できる2次電池の実用化にメドを付けたと伝わったことで関連株を集中物色する動きにつながった。そのなか、同社は海中のミネラル資源活用技術で定評があり、高純度の酸化マグネシウムなどを提供しており、関連有力株に浮上。特に株式需給面では、発行株数が1000万株を下回る小型株で、浮動株比率も低いことから品薄感が強く、これが投機資金の食指を動かしたようだ。

 塩水港精糖<2112.T>=急騰。市場では、「11月4日に予定される17年3月期上期の決算発表で、会社側計画が上方修正される可能性があることで、それを拠り所とする資金が入っている」(国内投資顧問)という指摘。同社の第1四半期は営業利益段階で3億2900万円(前年同期比64.3%増)の実績で、中間期計画の4億2000万円(同6.3%減)に対する進捗率は78%に達している。また、秋が深まりインフルエンザの季節が意識されるなかで、同社が販売する「オリゴのおかげ」の主成分ラクトスクロースに抗インフルエンザ作用があることで、「シーズンストック的な要素もある」(同)という。

 レオン自動機<6272.T>=静かなる上値追い。8月15日の戻り高値735円の払拭が目前となっている。同社は食品成型機メーカーで菓子やハンバーグなどを調理する機械で高い技術力と群を抜く商品シェアを誇る。国内では人手不足を背景に省力化を図る食品機械の販売に追い風が強い。「調理業務の合理化目的でセントラルキッチンを増設する動きも顕著、これも同社をはじめとする関連メーカーにとって、構造的な収益機会の拡大につながっている」(市場関係者)という。

 竹内製作所<6432.T>=大幅高。同社株は9月下旬に底値圏を離脱し一気に水準訂正に動き出したが、その背景にあるのは、外国為替市場での円安進行だ。同社は欧米を中心に売上高の97%を海外で稼ぐ建機メーカーで、為替の動向は輸出採算面に大きな影響を与える。9月下旬以降の同社株の上昇はドル円相場のトレンドと見事に合致している。上期業績も好調を維持、17年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結営業利益は円高デメリットをこなして97億6500万円(同3.6%増)と増益を確保している。

 パラマウントベッドホールディングス<7817.T>=マドを開けて急騰。介護問題が安倍政権下でも重要課題として掲げられるなか、「介護離職ゼロ」を実現させるための政策フォローが折に触れ関連銘柄の株価を刺激している。そのなか、同社はメディカルケア分野で培った技術力を活用し、一般家庭向けに開発した電動ベッド「INTIME1000シリーズ」を13日から発売、これが買い手掛かりとなっているもよう。医療用ベッドで使われている背や腹部に負担の少ないリクライニング機構や好みのポジションを再現できるメモリー設定など、快適性・利便性を高める機能を搭載、介護が必要になった際には、介護用ベッドに「変身」するというもので、時流に乗る商品として収益への貢献が期待される。

 ユニバンス<7254.T>=一時ストップ高。トヨタ自動車<7203.T>スズキ<7269.T>が12日に業務提携すると発表したことが刺激となっているもよう。ユニバンスは各自動車メーカーが主要取引先となっているが、なかでも日産自動車<7201.T>とスズキ、ジャトコ(静岡県富士市)への販売依存度が高いことからビジネス機会の拡大などが期待されているようだ。

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出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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