【10月6日予想】円安進行で上昇に向かうが、一旦踊り場か= フェアトレード 田村祐一

一旦は利益確定売りが先行か

＊前日の値動き＊
10月5日の日経平均は前日比83円59銭高となり、１日を終えました。

堅調に推移した主要因として、米利上げ観測が広がり日米金利差の拡大から外国為替市場で円相場が下落したことで、株式市場で輸出企業の採算改善を期待した買いが入った点が挙げられるでしょう。


＊為替相場の動き

一方、5日大引け後の為替は1ドル102円94銭（5日15：22分現在）。
方向感が無く、様子見ムードが強まっている様子です。

この影響は、日本株市場にも広がると考えられます。
5日以降の日本株はどっちつかずの値動きとなる可能性があるでしょう。

ただし、直近3連騰しているだけに、
利益確定売りが出ることが想定されます。


＊為替を受けての相場の展望

為替の動向がはっきりしない今、影響を受け易い銘柄への投資はリスクが高いと考えられるでしょう。
そう考えると、相対的に内需株の注目が高まってくる可能性が期待できるでしょう。

【為替感応度の低い業種】
○電気（前週比-3.77％）
○ガス（同-3.77％）
○保険（同+0.51％）
○銀行（同+1.49％）

※上記は、2003～2005年の円高進行時や、2013～2015年の円安進行時に、
　あまり値動きが左右されなかった業種です。

上記が、為替によって株価が影響を受けづらかった業種の一例です。

中でも、電気・ガス業はここ１週間で下落していますので、
これから人気化の兆しがあっても、おかしくないと考えます。



＊結論＊
これらの内容を踏まえ、10月6日のスタンスは【小幅安になる】と予測します。

このような中、直近下落している電気・ガス業は
為替の影響を受けづらかったことが過去の統計から分かっています。

ぜひ、これらの業種に注目してみてください。