<動意株・5日>(大引け)=イマジカロボ、東海運、リプロセルなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/10/05 15:35
 イマジカ・ロボット ホールディングス<6879.T>=後場に入ってストップ高。同社はきょう、機械学習とデータマイニングの国際会議ECML/PKDD2016に併催されたコンペティション「ECML/PKKD Discovery Challenge」で子会社のフォトロンが世界第1位を獲得したことを明らかにした。 ECML/PKKD Discovery Challengeは、人工知能の一分野である機械学習を用いて、実際のビッグデータから未知の事象を予測する「予測モデリング手法」の性能を競うもの。今回は世界24カ国から約80チームが参加した。

 東海運<9380.T>=急反発し年初来高値更新。12月に予定されている日ロ首脳会談に向けて、ロシア関連株が注目されているが、対ロ経済協力に絡みロシア側はシベリア鉄道を延伸し、サハリンから北海道までをつなぐ大陸横断鉄道の建設を求めている、との報道も出ている。東海運は、1969年に日本で初めてとなる日ソ合弁企業を設立し、その後、シベリア鉄道を利用する日欧一貫輸送を行うなどロシア絡みのビジネスで豊富な実績を持つことが再評価されている様子だ。

 リプロセル<4978.T>=後場一段高。同社はiPS細胞の研究試薬を手掛ける創薬ベンチャーだが、日刊工業新聞が「同社と柴又運輸(東京都江戸川区)は、ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心筋などの細胞を凍らせずに恒温輸送するサービスを製薬会社や研究所向けに月内に本格展開する」と報じており、これが株価を刺激している。輸送専門会社による恒温輸送サービスにより凍結による細胞の壊死や品質低下を防止でき、創薬や再生医療の研究に弾みがつくことが期待されている。「輸送対象はiPS細胞由来の心筋細胞と神経細胞、肝細胞の3種類。横浜市にあるリプロセルの研究所で作製する」と伝えられている。

 Olympicグループ<8289.T>=大幅高で3日続伸。同社は4日の取引終了後、17年2月期の第2四半期累計(3~8月)連結業績予想の修正を発表。営業収益を544億円から546億6000万円(前年同期比2.0%増)へ、営業利益を5億円から6億円(同2倍)へ、純利益を2億円から3億4000万円(同8.1倍)へ上方修正、これを好感した。営業費を中心としたコスト削減の進展が寄与している。

 クラリオン<6796.T>=大幅続伸。カーエレクトロニクスに関連する同社株には為替の円安進行はプラス材料となっているほか、自動運転関連銘柄としても注目度は高い。また、同社は日立製作所<6501.T>が63%の株式を保有する筆頭株主であり、日立系企業の再編に絡み関心を集めているようだ。

 トリドール<3397.T>=急伸。同社はきょう、9月度の月次売上高を公表。全業態の既存店売上高は前年同月比5.0%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回った。主力の丸亀製麺の既存店売上高は同5.4%増と、2カ月ぶりのプラス。新商品を販売するとともにテレビCMを放送するなど、売り上げ・来客数増に向けた施策を実施したことなどが功を奏した。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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