神東塗料が一時ストップ高、川上塗料も急騰で新高値、バラスト水処理をテーマに短期資金集結

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/09/15 13:47
 神東塗料<4615.T>が急騰、一時値幅制限上限の50円高は213円まで買われたほか、川上塗料<4616.T>も36円高の152円まで買われた。いずれも年初の株価を一気に上回り約8カ月ぶりの年初来高値更新となった。

 船の姿勢を安定させるために取り入れられているバラスト水が海中生物の生態系に与える影響が問題視されている。そうしたなか、前週末9日に国土交通省から「船舶バラスト水規制管理条約」が1年後の来年9月8日に発効されることが発表された。条約発効に伴いバラスト水を浄化させる義務が発生することで、これに関連する銘柄に短期値幅取りを狙った資金が集結するかたちとなった。内海造船<7018.T>などは一時連日のストップ高に買われるなど、その上げ足も鮮烈であり、これに続く足の速い銘柄を探す動きも強まっている。

 内海造の急騰劇を横目に、その連想からバラスト水対応特需による船舶の改造塗料の需要拡大をハヤす動きが出ているようだ。発行株数が少なく値運びの軽い塗料メーカーである神東塗料、川上塗料はその格好のターゲットとなっている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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