日銀総裁講演を受けドル反落だが・・・・・

米追加利上げ観測がドル下支えへ・・・・・

先週金曜日の海外市場では、米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を小幅に下回り、失業率、時給の伸びともに市場予想よりも弱い数字となった事から、ドル円は一時、102.80円まで急落しました。

しかし、完全雇用の状態に近づいている米経済だけに、雇用者数の伸び鈍化は当然として、15.1万人増なら米追加利上げは可能との見方につながり、ドル円は104.32円まで急反発となりました。

週明け東京時間は序盤こそ104円台で取引が始まりましたが、黒田日銀総裁の講演が、追加緩和を示唆しなかったとして、反落を開始。一時、103.30円付近まで値を消しました。

今夜はＮＹ市場が休場の為、揉み合いが続きそうです。但し、今週は、水曜日に米地区連銀経済報告の公表が予定されており、米追加利上げ観測によってドルは比較的底堅い展開となりそうです。