栄研化が3連騰で年初来高値、独ヒューマン社とLAMP法による結核遺伝子検査薬などの海外販売契約を締結

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/08/24 09:16
 栄研化学<4549.T>が3連騰で年初来高値。23日の取引終了後、独ヒューマン・ゲゼルシャフト社と、LAMP法による結核遺伝子検査薬・測定装置およびマラリア遺伝子検査薬・測定装置の海外市場(中国、韓国、台湾、タイは除く)における販売契約を締結したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入っている。

 栄研化学は、FIND(革新的で新しい検査法を開発するために設立された非営利目的の基金、本部ジュネーブ)と共同でLAMP法を利用した簡易・迅速な結核の遺伝子診断法の開発を進め、日本では11年に発売している。一方、LAMP法によるマラリア検出試薬は、4種類のマラリア原虫および熱帯熱マラリア原虫単独を約1時間で高感度に検出できる特徴がある。

 今回のヒューマン社との販売契約により、これら試薬の世界的な普及を進め、世界の結核およびマラリア対策に貢献するのが狙い。なお、同件の業績への影響は既に計上しており、17年3月期業績予想に変更はないという。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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