<動意株・4日>(前引け)=小森、ネクステージ、イーレックス

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/07/04 11:54
 小森コーポレーション<6349.T>=急伸で3連騰。同社は前週末1日の取引終了後に自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。上限を380万株(発行済み株数の6.13%)、または50億円としており、取得期間は7月4日から12月22日まで。株主還元を強化するとともに、資本効率の向上および機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。あわせて、7月29日付で消却前発行済み株数の9.68%に相当する600万株の自社株を消却すると発表しており、これも好材料視されているようだ。

 ネクステージ<3186.T>=ストップ高カイ気配。同社は前週末引け後、16年11月期第2四半期累計連結業績予想の上方修正を発表。売上高は従来予想の381億1500万円から419億3600万円に、営業利益は同8億円から11億200万円に引き上げられた。会社側では、以前から課題として掲げてきた、在庫回転率の改善やローコストオペレーション、1人当たりの生産性向上について、改善途中ではあるものの成果が見えつつある状況と発表。また、特定同族会社の留保金課税が外れたことにより実効法人税率が下がったことも修正要因として挙げている。

 イーレックス<9517.T>=大幅高で3連騰。同社は代理店を通じ余剰電力を買い取り顧客に販売、今年4月から開始された電力の全面自由化では新電力の台風の目として存在感を高めている。同社が電力を供給するオフィスビルや商業施設は、既に1日時点で特別高圧・高圧分野の供給施設が9000件に達した。これまでは工場や商業施設など高圧電力需要家向けに展開していたが、全面自由化を契機に一般家庭市場への参入も進めており、バイオマスの自社電源も保有していることも大きな強みとなっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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