＜注目銘柄＞＝大同メタル、電気二重層キャパシタ用電極シート好調

　大同メタル工業<7245.T>を割安な好業績銘柄として改めて注目したい。同社は１３日に１７年３月期の連結業績予想を発表した。それによると、売上高８１５億円（前期比０．１％増）、営業利益７７億円（同８．２％増）、純利益５０億円（同２７．６％増）を見込む。また、今期末には、前期比４円増配して年間３０円の配当を想定している。

　今期は主力事業の自動車用軸受けが海外で拡大することに加え、一般産業分野については、発電設備などで使用される特殊軸受の需要増や、電気二重層キャパシタ用電極シートの売上増加が見込まれる。

　同社の株価は、４月８日に７４２円で年初来安値に下落。ただ、５月２日に７７６円で二番底をつけて以降は反転上昇に転じ、現在１０００円近辺までの戻りをみせている。ただ、それでもＰＥＲは８倍前後と極めて割安水準となっており、上値余地は十分といえそうだ。（朱）

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）