フマキラーが8連騰、ジカ熱の感染拡大で殺虫剤需要増の思惑働く

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/02/02 09:26
 フマキラー<4998.T>が8連騰しているほか、アース製薬<4985.T>も3日続伸するなど殺虫剤関連の一角が買われている。WHO(世界保健機関)が1日、蚊が媒介する「ジカ熱」が中南米を中心に広がりをみせているのを受けて緊急委員会を開催し、ジカ熱の感染拡大がエボラ出血熱などと同様の「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」に該当すると発表しており、これを受けて殺虫剤大手の両社に買いが入っている。

 ジカ熱は、ネッタイシマカなどがジカウイルスを媒介し、発症すると発熱や発疹、結膜炎、筋肉や関節の痛みなどの症状を起こす病気で、現在、ワクチンや治療法はない。特に妊婦への感染と新生児の「小頭症」との関連が疑われていることから、WHOでは、各国に感染状況の監視を強化するなどの対応と警戒を促しており、殺虫剤の需要拡大への思惑が働いている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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