<動意株・5日>(大引け)=ラクーン、日本ラッド、OTSなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/01/05 15:21
 ラクーン<3031.T>=連続ストップ高。同社株の700円台は、株式分割を考慮した実質ベースでは2006年9月以来9年4カ月ぶりとなる。アパレルと雑貨の卸・仕入の電子商取引サイト「スーパーデリバリー」を運営、海外展開を含めその規模を広げており、営業利益も12年4月期~15年4月期までの年平均成長率は29%という異彩の急成長トレンドを続けている。また、BtoB掛売り・請求書決済代行サービス「Paid」を運営し、昨年12月中旬に注目のフィンテック協会に加入したことから、フィンテック関連の有力株として市場で認知された。

 日本ラッド<4736.T>=後場一段高。午後2時ごろに、保有するデータセンター(東京都目黒区)の土地・建物などの固定資産を1月末日付で売却し、これに伴い第4四半期(1~3月)に売却益約3億2000万円を特別利益として計上すると発表しており、これが好感されている。なお、16年3月期業績予想については、修正が必要となる場合は改めて開示するとしている。

 オンコセラピー・サイエンス<4564.T>=後場急伸。同社はこの日、午前11時30分に現在開発中のMELK阻害剤OTS167のオーストラリアでの第1相臨床試験が、実施予定医療機関の倫理委員会(HREC)で承認されたことを発表した。今回の臨床試験は、オーストラリアで、健常成人を対象として、OTS167を経口投与した際の消化管吸収性(バイオアベイラビリティ)の確認を主たる目的としている。OTS167は、現在、米国シカゴ大で、固形がんの患者に対し、静脈内投与により、その安全性、有効性および薬物動態を確認する臨床試験を実施している。

 ステラケミファ<4109.T>=急反発。株価は昨年12月下旬から高値圏で売り玉をこなすもみ合い展開にあるが、2000円台を割り込む水準では押し目買いが活発化する。ハイエンド化が進むスマートフォンのガラスを薄化加工する過程で、同社の手掛ける高純度化合物の需要が旺盛。スマートフォンやEV市場の拡大などを背景に、リチウムイオン電池の需要も拡大顕著で、同電池材料向け添加剤も売り上げを伸ばしている。

 あさひ<3333.T>=反発。4日にKDDI<9433.T>傘下のau損保が、あさひのオリジナル自転車保険「サイクルパートナー」を開発し、2月下旬より「サイクルベースあさひ」全店で案内を開始することを発表した。新たに提供するオリジナル自転車保険はケガの補償を、自転車搭乗中などに限定することで、本人タイプが月々150円での加入しやすい保険料を実現し、 個人賠償責任は最大1億円で、日常生活全般の賠償事故を補償している。

 RVH<6786.T>=反発。4日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の98億円から157億円(前期比3.0倍)へ、営業利益を12億円から18億円(同3.3倍)へ上方修正したことが好感されている。ミュゼプラチナムの完全子会社化に伴い、第4四半期からミュゼプラチナムの業績を反映したことが要因としている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
719.0
(11:30)
-13.0
(-1.77%)
684.0
(11:30)
-13.0
(-1.86%)
32.0
(11:30)
+1.0
(+3.22%)
4,035.0
(11:29)
+25.0
(+0.62%)
3333
1,508.0
(11:24)
-18.0
(-1.17%)
4,963.0
(11:30)
-64.0
(-1.27%)
6786
47.0
(11:05)
-1.0
(-2.08%)