ハローズの第３四半期営業利益は８％増の２７億円

　ハローズ<2742.T>は２８日取引終了後、１６年２月期第３四半期累計（３～１１月）の単独決算を発表。売上高にあたる営業収益は７８１億５３００万円（前年同期比９．６％増）、営業利益は２７億２３００万円（同７．９％増）、最終利益は１６億５５００万円（同１１．７％増）だった。

　同社は広島、岡山を営業地盤とする食品スーパーで２４時間営業を主体として顧客需要の取り込みに成功している。積極出店で業容を拡大する一方、既存店舗の売場レイアウト変更などを実施し集客力を高めた。また、６月に同社独自の電子マネー機能付ポイントカード「ハロカ」の導入を開始し、７月には全店舗にてクレジット決済システムを導入するなど顧客の利便性を向上させた。

　なお、通期業績予想は従来見通しを据え置いている。営業収益１０００億円（前期比４．５％増）、営業利益３６億７２００万円（同６．６％増）、最終利益２２億２２００万円（同５．８％増）を見込んでいる。第３四半期時点の通期予想に対する進捗率は、営業利益ベースで７４％となっている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）