TOPIX +18 @1,989
日経平均 +236円 @28,798円
米国株の続伸を受けて、本日の日本株全般は上げた。上海総合指数、香港ハンセン指数などアジア株が堅調だったことも日本株を支えた。原油、非鉄金属などの資源価格が上昇したことを好感して、鉱業、海運、非鉄金属関連銘柄が上げた。
投資部門別株式売買動向によると前週(12月13~17日)では、海外投資家は現物株を4660億円売り越し、売り越しは6週連続となった。6週間の売り越し額の合計は1兆2926円に上った。個人も1,799億円の売り越しで2週連続の売り越しとなった。道理で上がらない訳だ。
現在の主な株価不安要因は、(1)FRBの金融政策転換による米長期金利上昇懸念、(2)新型コロナウィルスの感染拡大による世界経済低迷の長期化、(3)中国景気の悪化懸念と世界への伝播、の3つである。他方、足元では主力企業の企業業績見通しは良好である。但し、これは世界的な事業環境がこれ以上悪化しなければという留保条件付きである。
日経平均の日足チャートを見ると、今日は陽線で続伸して下向きの25日移動平均線の上に再浮上した。上向きの260日移動平均線の上にもわずかだが浮上した。短期的にはまだ戻り売り圧力は強いが、中長期的には上昇トレンド継続中という意味である。
33業種中30業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、空運(2位)、海運(3位)、輸送用機器(4位)、サービス(5位)となった。