下向きの25日移動平均線を一旦は上抜けしてからまた反落

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は大きく下落した(DJIA -532.20 @35,365.44, NASDAQ -10.76 @15,169.68, S&P500 -48.03 @4,620.64)。 ドル円為替レートは113円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が115に対して、下落銘柄数は2,051となった。騰落レシオは73.52%。東証1部の売買代金は2兆4541億円。

TOPIX -43 @1,941
日経平均 -608円 @27,938円

日米欧の中央銀行が揃ってタカ派に舵を切り始める中、先週金曜日の米国株式相場が下落したことを受けて、本日の日本株全般は下げて始まった。それを加速するように、中国人民銀行が2021年12月の最優遇貸出金利(LPR:ローンプラムレート)の1年物について、その金利を0.05%引き下げて3.80%にすると発表した。この報道が入ると中国の景気悪化を懸念した売りが急増して日経平均は急速に下げ幅を拡大した。

日経平均の日足チャートを見ると、先週金曜日には下向きの25日移動平均線を一旦は上抜けしてからまた反落し(戻り相場では上方新値5・6本の後でよくあること)、それに続いて本日はさらに下げた。明日以降、追加の悪材料が出てこなければ、値ごろ感から買いが入り、下げ渋ることも想像できる。しかし、新たな悪材料が飛び出してくれば、もう少し下げることも想定しておこう。

33業種すべてが下げた。下落率トップ5は、証券(1位)、鉱業(2位)、ゴム製品(3位)、非鉄金属(4位)、石油・石炭(5位)となった。

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