りす栗さんのブログ
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地政学的リスクについて
そもそも「リスク」というのは事態が不透明で、どっちに
ころぶか分らないときに使う。
課題点が明確であれば、対策を検討することができるので、
もはやリスクではなくなる可能性がある。
さて、日本ではとかく「地政学リスク」という言葉が登場
するが、今日のニュースでひとつおもしろいものを見た。
フランス領ニューカレドニアがフランスからの独立を住民
投票で否決されたというニュースだ。解説によると、この
投票は三回目で、一回目二回目はけっこう賛成派がかんばって
いたらしいのだ。最終的に否決されたからいいようなものの、
賛成派が勝っていたらえらいことになっていたかもしれない。
ここに中国の影がちらつく。レアアースの産出地域であり、
オーストラリアを牽制するのにいいポジションのようなのだ。
独立なんぞしたら、あっという間に中国が進出してくるだろう。
まさか攻めてこないにしても、経済的征服をやってくる国
である。
これはリスクなんぞという不透明なものではなく、明確な
中国の太平洋征服懸念であったのだ。
われわれは、こういう国際情勢にもっと関心を持たないと
いけないと思う。
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やりやすくなるけど。
はははは。