安値圏で「4連下ひげ」となった

優利加さん
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昨日の米国株式相場は反落した(DJIA -59.71 @34,580.08, NASADAQ -295.85 @15,085.47, S&P500 -38.67 @4,538.43)。ドル円為替レートは113円台前半の前日比円高水準での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が835に対して、下落銘柄数は1,245となった。騰落レシオは75.91%。東証1部の売買代金は2兆5071億円。

TOPIX -10 @1,948
日経平均 -102円 @27,927円

先週金曜日の米国株式相場は反落し、特にハイテク成長株が大きく下げてナスダックは1.9%も下げた。この流れを受けて、本日の東京市場でもハイテク成長株が売られたため、日経平均は反落して一時は下げ幅が300円を超える場面があった。中でもソフトバンクグループは8.2%も急落して、この1銘柄だけで日経平均を96円押し下げた。オミクロン型の感染者が確認された国・地域が拡大しており、経済活動回復へのブレーキとなっている。しかし、米株価指数先物が日本市場の取引時間中に堅調に推移していたこともあり、下値では買いが入り下げ幅を縮小した。

日経平均の日足チャートを見ると、米国株安にも拘わらず高く寄り付いて始まってから大きく下げて、そこからまた切り返して長い下ひげを引いた短陰線で終えた。安値だけに注目して見ると、12月1日から売り線である「4連上ひげ」の逆パターンである「4連下ひげ」となり27,600円辺りで岩盤のように下げ止まりが続いている。勿論、強力な悪材料が飛び出してくればまだ下げるだろうが、それが無ければ当面の安値を確認したか?

33業種中16業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1位)、パルプ・紙(2位)、鉄鋼(3位)、海運(4位)、石油・石炭(5位)となった。

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