11日の東京株式市場で日経平均株価は反落。大引けは前日比272円13銭(3.00%)安の8809円30銭だった。10日の米株安や外国為替市場で円相場が堅調だったことが重しとなり、ソニーやキヤノンといった輸出関連株が下げた。米家電量販店サーキットシティの事実上の破綻が米国の実体経済低迷の深刻ぶりを示した、との見方も売りを誘った。AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)の公的支援拡大は金融機関を取り巻く厳しい環境が続いていると受け止められ、東京市場でも銀行株や保険株の重しになった。東証株価指数(TOPIX)も反落。