10日の米国株式相場は反落。ダウ工業株30種平均は前週末比73ドル27セント安の8870ドル54セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は30.66ポイント安の1616.74で終えた。アナリストの厳しい見方が伝わった自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)や証券大手ゴールドマン・サックス(GS)が大きく下げ、相場の重しとなった。 GMは一部アナリストが目標株価をゼロに引き下げたと伝わり、株価は20%以上下落。GSはアナリストが9-11月期の赤字見通しを示し、8%超下落した。家電量販店大手サーキット・シティー・ストアーズが連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用申請を発表したことも、小売株を中心に足かせとなった。