調達した資金のうち中国子会社で生産する半導体製造装置用の石英部品や金属加工設備の能力増強などに173億円を充て、中国での需要拡大を取り込みたい考えのようです。
公募と需要に応じた追加売り出し(オーバーアロットメント)により、最大で計558万7000株の新株を発行し、最大で現在の発行済み株式数の約14%に相当するそうです。
最大調達予定額222億円のうち設備投資以外では、26億円を社債の償還資金に使い、残額を借入金の返済に充当するとのことです。
フェローテックHDは2022年3月期から3年間の中期経営計画で、半導体や電子デバイスの需要拡大に対応した増産などに950億円を投資するとしており、今回の増資はその一環だそうです。
同社は2022年3月期に連結売上高は前期比37%増の1250億円、純利益は2.8倍の235億円を見込んでいるそうです。
希薄化懸念で株価が下がるのか、それとも設備能力増強を好感して株価が下がらない(上がる?)か、どちらなんでしょうね。
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