米長期金利上昇でも株価は崩れず

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅反落した(DJIA -12.86 @36,078.45, NASDAQ -7.11 @15,853.85, S&P500 -0.05 @4,682.80)。ドル円為替レートは114円台前半の前日比円安での動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が890に対して、下落率トップ5は1,189となった。騰落レシオは87.85%。東証1部の売買代金は2兆7093億円。

TOPIX +2 @2,051
日経平均 +31円 @29,808円

米国長期金利が再び1.6%台まで上昇して来たが、ハイテク株がほとんど崩れず金利高の恩恵を受ける保険株などが上昇した。バイデン米大統領と中国の習近平国家主席がオンラインで首脳会談を開いたが、対話を重視する重要性が示されて波乱なく通過した。半導体不足にも拘わらず、自動車株およびその周辺銘柄が買われている。トヨタ自動車の時価総額は今月に入り9兆円上昇して35兆円台になった。日経平均は一時180円高まで上げた。

日経平均の日足チャートを見ると、上値抵抗線として意識される11月15日の戻り高値@29,861円をザラバで一時は上回ったが、押し戻された。このラインを完全に上抜けできるとさらなる上昇がしやすくなる。

33業種中21業種が下げた。下落率トップ5は、海運(1位)、パルプ・紙(2位)、サービス(3位)、陸運(4位)、ガラス・土石(5位)となった。

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