「三羽烏」に準じた下げ方

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は続伸した(DJIA +203.72 @36,327.95, NASDAQ +31.28 @15,971.59, S&P500 +17.47 @4,697.53)。ドル円為替レートは1113円台半ばでの動きだった。本日の日本株全般は下げる銘柄の方が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が804に対して、下落率トップ5は1,276となった。騰落レシオは93.73%。東証1部の売買代金は2兆8264億円。

TOPIX -6 @2,035
日経平均 -105円 @29,507円

先週金曜日の米国株式相場は続伸した。その流れを受けて日本株も高く始まったが、上値は重く、戻り売りや利益確定売りに押し戻された。大手ゼネコンの決算が大幅減益となったため、建設株が総崩れとなった。鉄鋼株は通期上方修正したが、期待されていた水準に届かなかったために売り優勢となり大幅安となった。また、中国恒大集団が支払い期日が来た米ドル建て社債の利払いをしなかったことも今日の日本株の重しとなった。

日経平均の日足チャートを見ると、3日連続の陰線でそれぞれがつたうように下げている。高値圏から反落するときの「三羽烏」に準じた下げ方となっており、相場の地合いのか弱さを暗示している。

33業種中16業種が下げた。下落率トップ5は、鉄鋼(1位)、水産・農林(2位)、建設(3位)、その他製品(4位)、医薬品(5位)となった。

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