7日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落した。大引けは前日比316円14銭(3.55%)安の8583円ちょうどだった。前日の大引け後にトヨタが2009年3月期の連結営業利益を1兆円下方修正したことをきっかけに世界的な景気悪化懸念が強まり、自動車株など輸出関連株が売られた。為替の円高進行が大幅な下方修正の一因になっていたこともあり、きょうの円相場に対しても神経質な反応が目立った。一時は下げ幅が630円を超え、8260円台まで下げたが、安値では公的年金や個人投資家とみられる買いが入ったとの観測が出て、やや下げ渋る展開だった。東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落。4営業日ぶりに節目の900円を割り込んだ。