6日の米国株式相場は連日の急落。ダウ工業株30種平均は前日比443ドル48セント安の8695ドル79セントと、約1週間ぶりに9000ドルを割り込んだ。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は同72.94ポイント安の1608.70で終えた。米景気不安からの売りが続いた。前日夕にシスコシステムズが発表した慎重な見通しを嫌気した売りもあった。 S&P500種株価指数は904.88で終えた。主な株価指数は直近の安値を付けた10 月27日以来の低水準で終えた。ここ最近発表された経済指標の落ち込みが大きかったこともあり、金融危機の影響で景気が予想されていた以上に落ち込むとの警戒感が強まっている。あす7日発表の10月の雇用統計で非農業部門雇用者数が急減するとの思惑も出ており、景気不安からの売りが続いた。商品相場の下げも重しとなり、エネルギーや素材株に売りが膨らんだ。