下向きの25日移動平均線に接するところまで回復してきた

優利加さん
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昨日の米国株式相場は高安まちまちとなった(DJIA -36.15 @35,258.61, NASDAQ +124.47 @15,021.81)。ドル円為替レートは114円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方が下げる銘柄よりもやや多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,115に対して、下落銘柄数は962となった。騰落レシオは86.70%。東証1部の売買代金は2兆4409億円。

TOPIX +7 @2,027
日経平均 +190円 @29,216円

米国株式相場の上昇が一服したことを好感して、値がさ半導体銘柄など成長株を中心に買われた。他方、外為市場では円安・ドル高の動きが一服したため、これまで円安メリットで買われてきた自動車株など輸出関連銘柄の一部は売られた。新型コロナウィルスの新規は減少傾向が続いており、国内の経済活動の正常化が期待されるので、小売り株の一部に買いが向かった。衆議院選挙が本日公示され、10月31日の開票日に向けて、経験則通り政策期待による株高となるか?

日経平均の日足チャートを見ると、下向きの25日移動平均線に接するところまで回復してきた。今後も上昇し続けるためには25日移動平均線は必ず上抜けしなければならない。10月18日現在の予想EPS=2,044円、予想PER=14.2倍である。この予想PER(楽観度・悲観度を表す)が平常時の16~17倍に戻るだけで、日経平均は32,704円くらいまで上昇する。このまま新型コロナウィルスの新規感染者が向こう6ヵ月くらい低いままであれば、十分可能性はあると見ている。但し、他の悪い材料が湧きだして来なければの話であるが。

33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、海運(1位)、精密機器(2位)、その他製品(3位)、情報・通信(4位)、電気機器(5位)となった。

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