新型コロナ感染拡大の鎮静化、株価にはしばらくは追い風

優利加さん
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先週金曜日の米国株式相場は続伸した(DJIA +382.20 @35,294.76, NASDAQ +73.91 @14,897.34)。ドル円為替レートは114円台前半での動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方が下げる銘柄よりもやや多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,124に対して、下落銘柄数は985となった。騰落レシオは91.97%。東証1部の売買代金は2兆5295億円。

TOPIX -5 @2,019
日経平均 -43円 @29,025円

米国株式相場が続伸した流れを受けて、本日の日本株全般は続伸して始まったが、前2営業日で大きく上げたこともあり、利益確定売りが優勢となり日経平均は結局小幅安で終えた。原油価格の上昇を価格転嫁しにくい内需株が売られたが、原油価格高や円安メリットがある資源株や自動車株は上げた。中国の7~9月期国内総生産(GDP)は4~6月期(+7.9%)比で市場予想を上回る減速(+4.9%)となった。上海総合指数や香港ハンセン指数は下げたが日本株に対する悪影響は限定的だった。

日経平均の日足チャートを見ると、短陰線でわずかに下げたが、上昇途中の小休止と考えられる。日本全国で新型コロナウィルスの新規感染者が減少し続けており、経済活動の正常化が強く期待されているため、株価にはしばらくは追い風となるはずだ。

33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、鉱業(1)、石油・石炭(2位)、非鉄金属(3位)、鉄鋼(4位)、輸送用機器(5位)となった。

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