TOPIX +13 @1,987
日経平均 +411円 @28,551円
米長期金利の上昇が一服したため、ハイテク成長株が上昇してナスダックが上げた。フィラデルフィア半導体指数(SOX)が4営業日ぶりに反発した。この流れを受けて、東京市場でも値がさ半導体株など成長株を中心に買われ、値嵩株のウェイト高い日経平均の上げ幅は430円を超える場面もあった。しかし、東証1部全体で見ると上げ下げはほぼ半々であった。
いよいよ衆議院が本日10月14日に解散した。今回の衆議院選挙は10月19日公示、31日開票の日程である。経験則では、選挙を有利に進めるために与党が何か経済にプラスとなるような政策を打ち出してくるのではないかという期待が膨らみ、株価を押し上げやすい。
原油価格(WTI先物)が1バレル=80ドル台で高止まりしている。これはほとんどの産業のコストを上げて利益を圧迫するが、特に海運や空運など物資や人を運ぶ業種にとってはかなりの重荷になる。このまま原油価格が高止まりすれば大きな減益要因となる。この見方を先取りして海運株は空運株の下げが大きかった。
日経平均の日足チャートを見ると、9月17日以来約1カ月ぶりに10日移動平均線の上に浮上してきた。10日移動平均線の傾きがまだ下向きなので上方向の力は不安定だが、とりあえずこれで底値は確認したと言える。
33業種中21業種が上げた。上昇率トップ5は、水産・農林(1位)、精密機器(2位)、電気機器(3位)、その他製品(4位)、化学(5位)となった。