下方新値4本で押し目完了=定石通り

優利加さん
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一昨日に続き、昨日も米国株式相場は大きく反発した(DJIA +506.50 @34,764.82, NASDAQ +155.39 @15,052.24)。ドル円為替レートは110円台半ばの全営業日比円安水準での動きだった。本日の日本株全般は大きく上げた。東証1部では、上昇銘柄数が2,104に対して、下落銘柄数はわずかに68だった。騰落レシオは141.50%。東証1部の売買代金は3兆5578億円。

TOPIX +47 @2,091
日経平均 +609円 @30,249円

中国恒大集団の巨額債務問題とその資金繰り悪化に対する不安は後退しつつあり、とりあえず株価に織り込まれた。本日は株価指数先物を中心に急いで買戻された結果、日経平均は大幅高となった。ドル円相場も円安方向に動き、日本株の反発を後押しした。9月21~22日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果は大きなサプライズもなく、米国株式相場の反発を支えた。

日経平均の日足チャートを見ると、9月14日の高値を起点として9月22日までに下方新値4本下げた。上昇相場での上方新値の目途は14~15本に対して、押し目の目途は下方新値4~5本なので、今回もその「定石」通りとなった。3万円台を回復したが、まだ脆弱である。9月14日の戻り高値@30,795円を完全に上抜けできるかどうかに注目している。もし、その直前でうろうろするようなら、またつなぎ売り玉を建てるか、買い玉は一旦利食いするのも良い作戦だろう。売り切った後また上がったらどうするか?買い直せば良いだけのこと。

33業種中すべてが上昇した。上昇率トップ5は、海運(1位)、保険(2位)、鉱業(3位)、銀行(4位)、倉庫・運輸(5位)となった。

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