鈴与シンワート(9360)
デジタル庁発足が迫り関連銘柄の一角として短期急騰!!
鈴与シンワート(9360)は、「1.情報サービス事業」として人事・給与・就業・会計等の業務を中心としたパッケージソリューションサービスなどに注力し、「2.物流事業」として港運事業、陸運事業、倉庫事業も行っていたりする会社です。
パッケージソリューション・BPO(Business Process Outsourcing)として「給与アウトソーシング」「電子給与明細」等のサービスを提供していたり、クラウドサービスとして「ビジネスチャット TAGS」「電子印鑑アプリ Biz-Oin(ビズ オーイン)」「WEB会議 Zoom」などを展開していたりしますが、関連テーマとしては「脱ハンコ」「電子署名」「テレワーク」「デジタル給与」「物流」などが挙げられる銘柄です。
会社ホームページにて各事業内容についての紹介ページが設けられていますが、同社が提供する「電子印鑑アプリ Biz-Oin(ビズ オーイン)は、Microsoft Teamsにインストールするだけで簡単に電子申請を行えるようです。
チャートを見ると2021年8月27日から株価が急騰していますが、これはデジタル庁発足が2021年9月1日に迫ったことで業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)化に貢献する銘柄の一角として物色人気が強まった格好でしょうか。
また、同社は2021年9月1日より「S-PAYCIAL with 電子給与明細」のオプションサービスとして「S-PAYCIAL with 電子人事申告」の提供を開始することを8月26日に発表しています。
人事情報に関するデータをクラウドで簡単に管理でき良さそうなサービスですが、コロナ禍でテレワークを導入する企業が増えていることから、同サービスの需要増への期待感もありそうな感じでしょうか。
同社はNTTデータ(9613)の2次下請け開発を手掛け、NECグループなどを主要取引先としていることで知られていますが、ソフトウエアの受託開発からパッケージソリューションサービスやデジタルビジネスソリューションなど幅広く展開し、安定した成長基盤をしっかりと持っている印象ですね。
2021年9月1日高値からは株価を下げ上値の重い展開となっていますが、昨年2020年は9月半ば頃から株価を上げ、10月2日高値5,110円までの急騰をみせているので、再び買い人気が集まれば大化けする可能性もありそうな銘柄かもしれませんね。
時価総額が軽めで国策絡みのテーマ性に絡んでいる銘柄なので、今後の株価推移にも注目しておきたいとことではないでしょうか。