TOPIX -15 @2,065
日経平均 -173円 @30,008円
日経平均は、昨日まで8日続伸して2,500円超の急上昇となり、約5か月ぶりに30,000円台を回復したことで或る種の目標達成感が出た。本日の上昇一服は極めて自然である。自民党総裁選や衆議院議員選挙に絡んだ思惑が株高のきっかけを作ったが、それに加えて、新型コロナウィルスの対策の行動制限が緩和される(特に飲食店の営業制限や酒類提供制限が緩和されることを期待)ことになり、経済が正常化に向かうとの期待も高まった。
8月29日から9月4日までの間に、外国人投資家は日本株を4216億円買い越した。週間での買い越し額は今年4月下旬以来の大きさとなった。1990年代以降の国政選挙では自民党が勝利した年は必ず株高となっていることを当然調べた上での行動だろう。
日経平均の日足チャートを見ると、昨日は「包み線」、本日は「はらみ線」となり連日の売り線となっている。少しくらいの下げはありそうだが、中期的な基調は上昇だろう。少なくとも衆議院議員選挙が開票されるまでは下げるとすぐに押し目買いが入り、深くは押さないと見ているが、さてどう動くだろうか?
33業種中29業種が下げた。下落率トップ5は、空運(1位)、ゴム製品(2位)、機械(3位)、医薬品(4位)、その他金融(5位)となった。