上方向の力が下方向の力より少しだけ強くなった

優利加さん
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米国株式相場は小幅続伸した(DJIA +39.24 @35,405.50, NASDAQ +22.06 @15,041.86)。ドル円為替レートは110円ちょうどを挟む動きだった。本日の日本株全般は上げる銘柄の方がやや多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,260に対して、下落銘柄数は826となった。騰落レシオは100.41%。東証1部の売買代金は2兆60億円。

TOPIX ±0 @1,936
日経平均 +17円 @27,742円

米国株式相場はS&P500とナスダックが共に連日で史上最高値を更新した。しかし、日本株全般はこの流れに乗れず、上値は重かった。新型コロナウィルスの感染拡大とそれによる国内経済の停滞がさらに長期化するとの見通しが強まっている。これに加えて国内政局も不透明感が増している。8月27日には米国で国際シンポジウム(ジャクソンホール会議)が開催される。参加者は皆、テーパリングの開始がいつになりそうかパウエル議長の講演から手がかりを読み取ろうとしている。そのイベント前にポジションを一方向へ傾けることを控えたようである。

日経平均の日足チャートを見ると、25日移動平均線はほぼ横向きになったが、10日移動平均線はまだ下向きである。株価はそれら2本の移動平均線の上で推移している。総合的に見ると、上に行こうとする力の方が下に行こうとする力よりも少しだけ強くなったと解釈できる。

33業種中20業種が上げた。上昇率トップ5は、空運(1位)、鉄鋼(2位)、陸運’(3位)、銀行(4位)、鉱業(5位)となった。

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