TOPIX ±0 @1,936
日経平均 +17円 @27,742円
米国株式相場はS&P500とナスダックが共に連日で史上最高値を更新した。しかし、日本株全般はこの流れに乗れず、上値は重かった。新型コロナウィルスの感染拡大とそれによる国内経済の停滞がさらに長期化するとの見通しが強まっている。これに加えて国内政局も不透明感が増している。8月27日には米国で国際シンポジウム(ジャクソンホール会議)が開催される。参加者は皆、テーパリングの開始がいつになりそうかパウエル議長の講演から手がかりを読み取ろうとしている。そのイベント前にポジションを一方向へ傾けることを控えたようである。
日経平均の日足チャートを見ると、25日移動平均線はほぼ横向きになったが、10日移動平均線はまだ下向きである。株価はそれら2本の移動平均線の上で推移している。総合的に見ると、上に行こうとする力の方が下に行こうとする力よりも少しだけ強くなったと解釈できる。
33業種中20業種が上げた。上昇率トップ5は、空運(1位)、鉄鋼(2位)、陸運’(3位)、銀行(4位)、鉱業(5位)となった。