25日移動平均線は過去25日間の平均買い(売り)コスト

優利加さん
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昨日の米国株式相場は小幅高となった(DJIA +14.88 @35,499.85, NASDAQ +51.12 @14,816.26)。ドル円為替レートは110円台前半での動きだった。本日の日本株全般は高安まちまちとなった。東証1部では、上昇銘柄数が1,042に対して、下落銘柄数は1,031となった。騰落レシオは88.73%。東証1部の売買代金は2兆3208億円。

TOPIX +3 @1,956
日経平均 -38円 @27,977円

ダウ工業株30種平均とS&P500が連日で史上最高値を更新した。しかし、日本株全般はこの流れに乗れていない。新型コロナウィルスの感染拡大が一向に止まらず、景気への下押し圧力が懸念されて、好調な決算発表にも拘わらず、総じて売りがやや優勢である。

日経平均の日足チャートを見ると、株価はやや下向きの25日移動平均線の少し上で推移しているが、昨日に続き本日も陰線で終えた。陰線で終えるということは、少しくらい上がっても上値では売りが優勢となって押し戻される、つまり、まだ強気にはなれないという市場センチメントを暗示している。お盆休みで市場関係者の多くが休暇中なのでポジションを一方向には傾けたくないという事情もあるだろう。しかし、もし株価がこのまま25日移動平均線の上でしばらく推移すれば、間もなく25日移動平均線の傾きは下向きから上向きに転じてくる。その時、株価がその上で推移していれば、経験則ではその後、少なくともしばらくは上げ続ける可能性が高い。25日移動平均線は過去25日間の平均買い(売り)コストと言える。したがって、株価がその上で推移していると言うことは、過去25日間に買いで仕込んだ玉は含み益になっている場合がほとんどである。スイングトレードならすぐに利食い売りするだろうが、ポジショントレードではそんなに急いではいけない。

33業種中15業種が上げた。上昇率トップ5は、鉄鋼(1位)、サービス(2位)、情報・通信(3位)、食料品(4位)、パルプ・紙(5位)となった。

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